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2022-01-20

<ご報告>1月15日(土)  風水・建築医学アカデミーを開催しました

1月の風水・建築医学アカデミーは、
景観の重要性についての話から始まりました。

景観が良いかどうかが、風水の重要なポイントです。
日本では古来より借景といって、
家から見える庭や景色を大切にしました。
江戸時代に来日した外国人は、
日本の田園風景に心をうたれ、
その素晴らしさを謳った記録がたくさん残っています。

京都のお寺など、景観が良いところに行くと
心が穏やかになり、落ち着きます。
実際に、景観の良いところに住むことで、
脳の情報処理能力が高まります。

しかし、現代の東京には
自然景観がほとんどありません。
良好な環境よりも経済が優先され、
たくさんのビルやマンションが立ち並んでいます。
ヨーロッパでは伝統と風格の調和のある
街並みが残っている一方、
東京の景観には秩序がありません。
風景のまとまりがつかないと、
そこに住む人の心のまとまりがつきません。

現代建築の多くが、自然との調和を無視して、
建築家のエゴでできています。
建築を「命ある個体」としてみるのが
風水であり、建築医学です。

建築に関わる人は全て、
「そこに住む人が、どうしたらより良い
人生を生きることができるだろうか?」
という問いをもって、住宅をつくるべきなのです。

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