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2022-04-27

<ご報告>4月24日(日) 住環境特別大講演会を開催しました

4月講演会は、「運動と健康と建築医学」をテーマに、
トータルヘルス研究所の落合正浩先生、
元巨人軍選手・元楽天イーグルス監督のデーブ大久保様、
そして当協会の松永理事長より、
それぞれの観点から様々なお話をして頂きました。

開会挨拶 小神侑岳事務局長

落合先生からは、
「トータルヘルス研究からみる運動と健康」
という演題でご講演頂きました。

まず運動という概念を掘り下げるところから始まり、
生活行動や呼吸に至るまで全てが運動であること、
また宇宙全体も運動していることを教えて下さいました。

体という漢字は本来は「體=骨が豊」であり、昔の人は
筋骨分離という身体感覚が優れていたようです。
なぜ現代人は身体感覚が衰えてしまったのか?
その原因は、現代の教育や情報過多のストレスに
あるだろうということでした。

また、今回は講義だけでなく、実際に
健康づくりのための体操の実演をして下さり、
住宅内でできる運動を色々と紹介して下さいました。


運動ひとつにしても、どのような運動を
どのようにするかが重要である、というのがよく分かりました。
ありがとうございました。

デーブ大久保様からは
「プロ野球の世界からみる、健康論」
という演題でご講演いただきました。

普段から多くの講演を行っているというデーブ大久保様。
ご自身が心筋梗塞を経験されたお話から始まり、
自律神経の大切さについて、
プロ野球選手になるまでの様々な体験話を
絡めて分かりやすくお話して下さいました。
医学的な観点からの説明を
ユーモアや体験談を交えながらお話下さり、
楽しく学ばせていただきました。

プロ野球選手として活躍できるよう、
無意識的に自律神経を整えることを
実践されてきたということがよく分かりました。

ストレスにより精神的に病んでしまった時期から
どのように立ち直ったのか、というお話では
“今”を大切にしていらっしゃるデーブ大久保様の
人生観にも触れることができ、大変印象深い講演となりました。

松永理事長からは
「住環境が生活習慣をつくり、生活習慣が健康を決める」
という演題でご講演いただきました。

人生を向上させるには「健康寿命」を延ばすことが
大切であるというお話から、
そのために必要なことの一つとして、
“適度な運動”が挙げられました。

ウォーキングなどの運動だけでなく、
脳の運動として睡眠前の読書習慣も良いということでした。
また、散歩することにより創造性が高まるということや、
風景写真を見るだけでも同じような効果があるということを、
具体的な研究を紹介しながら説明して下さいました。

さらに、後半では「心の運動」についても触れ、
現代は心の運動不足が問題であるということでした。
うつや不安症も、心の運動不足が原因であるということで、
そのような不安を減少させ、幸福に生きるための
建築医学的提案をして下さいました。

楽しい、嬉しいという心の運動量が増える
住環境をつくることが大切であり、
これからは病気と共存する生き方・考え方が
重要であるということでした。

参加者の皆様からは
「今までの運動に対する捉え方がかわりました。自然の大切さがよく分かりました。有難うございました。」
「エネルギッシュなお話を聞かせて頂き元気になりました。」
「風景写真(の効果)はほんとびっくりでした!」
などの声を頂きました。

誠にありがとうございました。

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