<ご報告>10月14日(日)住環境特別大講演会
10月14日、東京大学 伊藤国際学術研究センターにて、
住環境特別大講演会を開催致しました。
前回から使用しているこの会場は、
講演会ホールがドーム型になっていたり、
会場全体に動きが出るようなデザインになっていたり、
至るところに建築医学的に良いデザイン要素のある会場です。
講師の先生方からは、各分野から非常に内容の濃いお話を頂きました。
トータルヘルス研究所 所長の落合正浩先生からは、
「トータルヘルス研究における建築医学研究の過去・現在・未来その2」
という演題でご講演頂きました。
最初に、その場でできる脳に良いストレッチ体操を紹介され、
参加者をリラックスさせてから、講演がはじまりました。
落合先生ならではの、広範囲に及ぶ知見からユーモアを交えて
お話される講演は、テンポが良く、参加者の心に響く講演でした。
また聞きたい、もっと聞きたい、という声を多く頂きました。
色彩コンサルタントの飯田暢子先生からは、
「幸せを呼ぶ色の使い方、活かし方」
という演題でご講演頂きました。
色の効果というのは、建築医学でも最重要項目の1つですが、
20年以上色彩コンサルタンとして活躍されていらっしゃる
飯田先生からは、昔の苦労話から現在のカラーコーディネートの事例紹介、
それぞれの色彩の効果など、多岐に渡りお話して頂きました。
資料も豊富に頂き、参加者からは色について関心を持った、
色の重要性がよく分かった、との声を多く頂きました。
広島大学名誉教授・医学博士の鬼頭昭三先生からは、
「アルツハイマー病は脳の糖尿病」
という演題でご講演頂きました。
専門的な内容でありながら、奥の深い話を
非常に明快かつ、わかりやすくお話してくださいました。
「とても興味深く、非常に勉強になった」との参加者の声を
多く頂き、販売した書籍はすぐに完売してしまうほどでした。
最後は松永修岳理事長から
「脳の仕組みを知れば、住まいは変わる」
という演題でご講演頂きました。
住環境の大切さを毎回感じさせる理事長の講演は、
参加者からも大きな共感を呼び、
「具体的で分かりやすい」、
「なるほど!たしかに!が多く面白かった」
「建築医学の住宅を建てたくなった」、
などの声を多く頂きました。
講演会の最後には、松永理事長含め、
日本建築医学協会の役員・理事が登壇し、
参加者の皆様にご挨拶させて頂きました。
講演会の後は、ホール隣の会場で懇親会を行いました。
雰囲気のある会場の中で、来賓の方々からはスピーチも頂き、
松永理事長や理事、講師の先生方、参加者の間で
親睦を深めて頂きました。
最後は、日本建築医学協会・参加された皆様の
今後のますますの発展を祈願し、昇龍締めで会を締めくくりました。
誠にありがとうございました。