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2017-11-02

<ご報告>10月21日 住まいが富と健康と幸福をつくる 住環境特別セミナー

10月21日、品川シーズンテラスカンファレンスにて、当協会主催の住環境特別セミナーを開催させて頂きました。当日は100名を超える人が集まり、4人の先生方がご講演されました。

 

落合正浩先生からは、「トータルヘルス研究における住宅研究報告 その4」という題目でご講演頂きました。

健康とは何か、という根本的な問いかけから、アーユルヴェーダやヴァーストゥ(自然法と調和した家)といった古代から伝わる技術についてもお話いただき、最後は75年に渡るハーバード大学の研究について映像を紹介して下さいました。

幸福な人生に最も必要なものは何か、

それは富や名声ではなく「良い人間関係である」ということが75年の研究で明らかにされたのです。

 

中村元鴻先生からは

「住まいと氣と伝統中医学」という題目でご講演頂きました。

伝統中医学での概念である氣の観点から、人間の健康について考察していただき、健康を保つための方法についても色々なヒントを頂きました。

氣の科学の奥深さを感じられずにはいられない内容でした。

最後は個別の健康に関する質問にも答えて頂きました。

 

本田学先生からは

「脳にやさしい健康住宅」という題目でご講演頂きました。

人間の起源がアフリカの熱帯雨林にあるということから、人間が快適に暮らすためのヒントがそこにあると考え、根本的かつ興味深い、環境についての洞察をお話して頂きました。

環境を考えるときに、物質とエネルギーだけでなく、情報や心・脳についても考慮しなければいけないということを、実験データを豊富に交えてお話された、圧巻の内容でした。

聞いている参加者は皆、最後まで聞き入っていた様子でした。

 

松永修岳先生からは

「成功も失敗も健康も病気も実は住まい環境が作っている」

という題目でご講演頂きました。

 

今回、急遽海外出張のためビデオ講演となりましたが、まるでそこにいらっしゃるかのような存在感と話の内容で参加者も最後まで良い緊張感を持って聞くことができていたようでした。

住まいがどのように人体に影響し、財・体・心の健康を形成していくのか、建築医学とは環境情報学であるということを、写真を交えて明確にお話してくださいました。

 

講演会の後は、同会場ビル内にある中華料理屋で懇親会を開きました。建築関係にとどまらず、様々な分野の方が集まり、情報交換をしたり親睦を深めて頂きました。

今後ますますの建築医学協会の発展を祈って、最後は「開運昇龍締め」で終わりました。

多くの方に参加して頂き、心より感謝申し上げます。

 

 

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