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2018-04-25

<ご報告>4月14日(土) 住環境特別セミナー (東京大学伊藤国際学術研究センターにて)

4月14日、東京大学伊藤国際学術研究センターにて、講演会を開催致しました。
今回は建築医学の講演にふさわしい場として
建築医学の理念に沿ったデザイン性を備えた会場、
「東京大学 伊藤国際学術研究センター」にて開催致しました。

講演会ホールがドーム型になっていたり、
会場空間に動きが出るようなデザインになっていたり、
至るところに脳を活性化するような要素が取り入れられていました。

当日は200名近い参加者が集まり、会場を賑わせました。

講師の先生方からも、各分野から非常に内容の濃いお話を頂きました。

トータルヘルス研究所 所長の落合正浩先生からは、
「トータルヘルス研究における建築医学研究の過去・現在・未来」
という演題でご講演頂きました。


長年にわたる研究の経緯や、トータルヘルスという根本的な概念から
未来の都市計画まで、落合先生ならではの視点と壮大なスケールで
お話頂き、会場の参加者が一気に引き込まれた様子でした。

脳科学研究者である、株式会社NeUの長谷川清先生からは、
「最新の脳計測技術がもたらす、建築デザインの可能性」という演題でご講演頂きました。

会場の参加者に質問しながら、脳科学や最新の計測技術の話を
分かりやすく説明して下さいました。
色彩や照明によって変わってくる脳活動を計測することにより、
よりよい建築環境を作ることができる可能性を示唆して下さり、
これからの建築医学の進化の可能性を感じさせる素晴らしい内容でした。

株式会社ドクターズホームの長谷川仁先生からは、
「建築医学が目指す住宅・ドクターズホーム」という演題でご講演頂きました。


これまでの健康住宅は高気密・高断熱などハード面だけに着目されているが、さらにソフト面(心や脳に与える影響)を考慮しなければけない、そのために建築医学が必要であるということを、具体的な事例を交えて分かりやすく説明して下さいました。

最後は松永修岳理事長から
「住まい環境がつくる富裕脳と貧困脳」という演題でご講演頂きました。


見るもの触れるもの全てが五感を通して心や脳に影響を与え、
心や脳に悪影響を与える環境は人を貧困層へ、
良い環境は富裕層へと導くといいます。
多くの問題を建築によって解決することができ、その鍵は建築医学にあると、
最後は印象的な事例を挙げて締めくくりました。

講演中の休憩時間などには、ブースにもたくさんの方が集まり、
建築医学のデザインや施工事例を興味深く見て頂きました。

講演会の後は、ホール隣の会場で懇親会を行い、
松永理事長や講師の先生方、参加者の間で親睦を深めて頂きました。

おかげさまで今回の講演会については多くの方から
高い評価を頂くことができ、今後、講演会はこちらの会場で開催することになりました。
(次回の開催予定日は10月14日です。)

誠にありがとうございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

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