建築医学に関わる分野について、それぞれの専門的な内容をより深めるために設立されました。
それぞれの分科会では、各分野の専門的な知見を深めたり、その分野に関わる商材の紹介や評価もしていきます。
空気環境分科会
なぜ空気環境が大切なのか?
人間が環境から体内に取り入れているものの大部分は空気です。
それゆえ、住宅やオフィスの空気環境が健康に及ぼす影響は甚大です。
例えば、カビは真菌アレルギー症の原因となり、カビが発生するような環境では免疫力が低下し、様々な病気に罹りやすくなります。
住宅内の湿気や気密性を考慮しながら、空気環境について考えていきます。
色彩分科会
なぜ色彩が大切なのか?
人間の脳は、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を通して周囲の環境から情報を取り入れ、その情報をもとに行動をしたり様々な判断をしたりします。
五感の中でも、視覚から入る情報量は全体の80%以上あるといわれています。
それゆえ、色彩が人間に及ぼす影響は考えているよりもはるかに大きいものです。
地磁気分科会
なぜ地磁気が大切なのか?
地球全体はひとつ磁石のようになっており、磁気を帯びています。
この地磁気は、日常生活に溢れる電磁波などに比べると強さは小さいものの、定常的なものであるため、これが乱れると人間の脳に悪影響を与えます。
いわゆる土地のエネルギーを測定するひとつの基準となり、大切な要素です。
中医学分科会
なぜ中医学が大切なのか?
建築医学は、人間と環境は密接につながっていてお互いに影響を及ぼし合っている、と考えます。
これは、部分部分を切り離して考える西洋医学よりも、東洋医学に近い考え方です。
建築医学では、人体に「氣」が流れているように、建物にも氣が流れていると考え、その調整をします。
それゆえ、東洋医学そして、そのもととなっている中医学の知識は不可欠です。
建築資材研究会
なぜ建築資材が大切なのか?
実際に住宅を建てる際に用いる建築資材が、住環境に影響を及ぼすことは言うまでもありません。
有害な化学物質は排除するのはもちろんのこと、人体に良い影響を与える建材など、建築医学の観点から様々な建材を分析・評価していきます。
照明分科会
なぜ照明が大切なのか?
照明の種類、光の強さや色彩によって、インテリアの雰囲気は全く変わります。
それゆえどのような照明を選ぶか、というのは空間デザインの大切な要素の一つです。
また、人体に及ぼす生理的な影響についても考慮します。